上顎左右臼歯部にインプラント(サイナスリフト併用)。後に右側下顎臼歯部にもインプラント治療を希望されました。

ホテルフロントで接客のお仕事をしておられ、義歯による滑舌の不自由を主訴として、インプラント治療を希望されて来院されました。

1960年5月生 女性 (手術時の年齢45歳)

上顎に十分な骨がなかったので、上顎洞に骨を移植 (通称:サイナスリフト)して、インプラントによる欠損補綴補綴治療を行いました。その後、右下臼歯部に歯根破折が生じて、インプラントによる補綴処置を行いました。

近況

  • 定期的なメインテナンスにも熱心にご来院くださり、良好な経過で過ごしておられますが、上顎の上部構造の前装部の破損、金属部の摩耗が見られます。(現在、当院では、当時にはなかったジルコニア製の上部構造(下顎臼歯部)を採用しており、破損や摩耗の心配は少なくなっているとともに、審美性に影響を与えないところには術者可撤式のスクリュー固定を行って、侵襲の少ない上部構造の補修に備えています。